FC2ブログ
スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top
外来日
2007 / 01 / 26 ( Fri )
生後4ヶ月と24日目。グレン手術後1ヶ月と13日目。
身長:58.2センチ 体重:5282グラム

心臓血管外科の外来日。
1月5日以降、身長が全く伸びていないのに、体重は2週間前の外来と比べて320グラム増と着々と増えている(笑)

トロンボテストは18.1%
やっとちょうどいい値になった。
診察前の採血でかなり強く腕を掴まれたらしく、腕に赤く細かい「紅斑」ができていてかわいそうだった。
これは、思いっきり力を入れたときや外から強い圧迫を受けたときに、皮下出血によって出てきた赤血球が透けて見えることによるもの。
(なんでこんなことを知っているかというと、お姉ちゃんがまだ赤ちゃんだったときに、おんぶして下ろしたあと右腕に紅斑がびっしりできていたことがあった。
何か伝染病による発疹だと勘違いして慌てて小児科に連れて行き診てもらったところ、先生に「腕を強くつかんだりしませんでした?」と言われ「あ!おんぶしていたときに腕が抜けないままになっていたのかも」と。
そんなアホな経験が今になっていきて、「これは圧迫による紅斑だから大丈夫」と冷静に思っていられるから、やっぱり人生にムダはないなぁとしみじみ
思ってしまう私^^;)

離乳食の進め方について質問してみたところ
「普通の子と同じで構いませんよ。ただしワーファリンを飲んでいるから納豆だけはダメ。最近、ほかにもキノコがダメだとかホウレンソウがダメだとかいろいろ言われてますけど、大丈夫です。納豆だけダメと思っときゃそれでいいです」とのこと。
T医師のこういうところが好きだな~。
そしてもうひとつ、今日どうしても確認しておきたいことがあった。
それは、水分制限。
ずっと1日800mlだったのだが(完全母乳なのでちっとも守っていなかった、というか一体どれぐらい飲んでいるのか把握していなかったが)、循環器内科に移る前にこの制限をなくしておきたかったのだ。
体重の増加によっては循環器内科の主治医であるY医師に「ちゃんと守ってます?」とか言われそうだから。
T医師は「制限あったんだっけ?いいですよ、フリーで。好きなだけ飲ませてあげてください」と。
あぁ、やっぱり好き(笑)

グレン手術のキズのかさぶたが全て取れた。
退院当初はかなり生々しかったが、今ではすっきりしている。
(BTシャント手術から今日でちょうど4か月たつが、そのときの背中のキズなんて、知らない人が見たら「肩胛骨の輪郭?」と思うだけで手術の創だとは気づかないだろう、というぐらいキレイになっている。子供ってすごいね)
ただ、12月31日の外来でA医師に抜糸してもらった箇所の少し上に、薄くはった皮膚の上から黒い糸が透けて見える箇所があって
「これ、糸が表面に出てくる可能性もあります?」と聞いてみたら
「手に刺さったトゲが出てくるのと一緒で、人間の皮膚には異物を外に出そうとする働きがあるから、この糸も出てくるかもしれませんね」とのこと。
だからと言って、すでに皮膚ができているのでそれを破ってまで今すぐに抜糸する必要は全くない。
以前、A医師からは「表面に出てきた糸を伝ってバイキンに感染する恐れがあるから」と聞いていたので「もし糸が出てきたらお風呂に入れないほうがいいですよね?」と聞いてみた。
「そうなんだけど、たいてい糸が出ていることに気づくのは入浴中ですよ。『どうしよう、糸が出ているのにお風呂に入れちゃった!』って夜に慌てて連れてくる必要はないです。次の日には連れてきて欲しいけど」とのこと。

サチュレーションが85%もあって、びっくり!
寝ていたからかな。
診察室に呼ばれる前から寝ていて、ベビーカーの上で寝たまま診察してもらい、T医師と私が話している間もずっとぐっすりだったけんちゃん。
予定通り次回からは循環器内科に移ることとなったので、T医師とは当分お別れ。
最近、ますますよく笑ったり「あ~」だとか「う~」だとかおしゃべりするようになったから、最後にT医師にお愛想して欲しかったのに。
ま、いいか。
またK医師のときのように「ではまた次の手術までお別れです」と改まって挨拶したにもかかわらず、たったの3週間で再会する事になる可能性もあるしね。
スポンサーサイト
12 : 26 : 19 | 闘病&成長記録 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
RSウイルスと「シナジス」
2007 / 01 / 25 ( Thu )
生後4か月と23日目。グレン手術後43日目。

今日は、循環器内科で予防接種を受けた。
昨年、グレン手術後の入院中に1回目を打った「シナジス」の2回目。
太ももへの筋肉注射に大泣きだったけんちゃん、頑張ったね。
次回は3月1日。
次で今シーズンのシナジスは終了とのこと。

ここで、RSウイルスとシナジスについての簡単な説明を
<RSウイルスとは>
Respiratory Syncytial Virus
生後2歳までにほとんどの子供がかかるといわれている呼吸器感染症ウイルス。
潜伏期間は3~7日(ほとんどが4~5日)。
鼻水・咳・のどの痛み・発熱の症状で始まる。
発症後7~10日はほかの人にうつす可能性が高い。
通常の健康な子の場合は「咳の出る風邪」で済むが、ウイルスが肺の奥に入り込むと気管支炎や肺炎などを起こして重症化することもある。
早産の赤ちゃんや肺疾患、心臓疾患の子供がかかると命にかかわるため注意が必要。
体内で抗体が作られることはなく、同じ流行期に何度も繰り返し感染することもある。
感染するたびに症状が軽くなっていき、大人は感染しても鼻水と咳ですむのが普通。

<シナジスとは>
シナジスは、RSウイルスの抗体。
RSウイルスに対する免疫力を高め、感染のリスクや重症化をリスクを減らす目的で注射する。
大腿部に筋肉注射(大腿前外側部が望ましいとされている)。
注射量は体重に応じて決められていて(体重1キロあたり15?を投与)、量が1mlを超える場合は2箇所に分けて投与する(つまり両足に注射する)。
RSウイルスが流行する9月下旬~4月上旬にあわせて1ヶ月に1回投与する。
この注射を打っていても感染する場合もある。ただし重症化は防げる。
ラットを用いた実験では、シナジスを投与したラットは投与しなかったラットと比較して肺組織中のRSウイルスの量が100分の1だったという報告がある。

<シナジスの副反応>
副反応はほとんどない。
予想される主な副反応は、発熱・注射部位の腫れ・神経過敏症・下痢・発疹・肝機能異常など。

<保険適用できるのは>
・28週以下の早産で生まれた12ヶ月以下の子
・29~35週の早産で生まれた6ヶ月以下の子
・半年以内に気管支肺異形成症の治療を受けた24ヶ月以下の子
・24ヶ月以下で血行動態に異常のある先天性心疾患の子
上記にあてはまる子のみが保険適用で接種してもらえる。
※シーズン初回接種(9月か10月ごろ)が2歳のお誕生日の前であれば、その後シーズン中に2歳のお誕生日を迎えてもそのシーズンは3月まで保険適用で摂取が可能らしい。

一般的な予防接種と異なるのは、弱いウイルスを接種して体内で抗体を作らせるのではなく、「抗体」自体を接種するという点。
抗体の効果が持続するのは4~5週間なので、おおむね毎月1回注射するかんじになる。
一般的な予防接種は次の接種までに「○日間は他の予防接種は受けられません」という期間があるが、シナジスは前述したように抗体そのものであるためこれには該当せず、他の一般的な予防接種を受けた時期を考慮せずに接種可能。
シナジスの接種を受けたすぐあとにほかの予防接種を受けることも可能。


病院や医師の方針によって異なるのだろうけど、2歳以下の先天性心疾患の子なら誰でも接種するというわけではない。
けんちゃんの場合、グレン手術を受ける前は「元気そうなので打たなくていいです」と言われていた。
それが、グレン手術後肺循環が悪く、サチュレーションも低めで在宅酸素となったので「やっぱり打ちましょう」ということになった。

驚くのがその費用。
主治医に「高いお薬なので」と言われていて、後でネットで調べてみたら、1回につき16万円とか25万円だとか、そりゃもう信じられないようなお値段が・・・
(体重によって摂取量が異なり、お値段も異なります)
ってことは、もし保険適用外となる2歳を過ぎてからも「RSウイルスの感染が心配だから、自費でいいから接種したい」となったら、平均して1回20万円としてそれを11月~3月まで5回打ったら100万円!Σ( ̄□ ̄;)
100万円と命を天秤にかけちゃいけないけど、それにきっと医師は2歳を過ぎたら「もう打たなくていい」と言って打ってくれないんだろうけど。。。
2歳を過ぎていたらRSウイルスに感染しても命にかかわるほどの重症にはならないんだろうか?

とりあえず今は、「小児慢性特定疾患」と自治体の「乳児医療費助成制度」を利用できるからシナジスも無料。
ほんとに、医療費の助成制度ってありがたいなぁ。


07.03.01追記
けんちゃんがお世話になっている病院のシナジスは、
保険外だと1本15万7890円であることが判明。
2歳までは保険適用になるから、乳児医療証が切れても2割負担で1本3万円ちょっと。
ただし、体重が重くなって量が増えると、お値段も増えます・・・
16 : 24 : 55 | 病気の説明 | トラックバック(0) | コメント(10) | page top
外来日
2007 / 01 / 12 ( Fri )
生後4か月と10日目。グレン手術後30日目。
身長:58.2センチ 体重:4962グラム

心臓血管外科の外来日。
なぜか妙に空いていて、採血室でも待たずにすぐ採血してもらえたし、
凝固テストの結果もすぐに出たらしく、
予約が10:30だったのに、10:00にもう呼ばれてしまった。

ワーファリンの効果を確認するための血液の凝固テストに時間がかかるので、外来の日はいつも予約時間の1時間前には病院に到着して、真っ先に採血を行うようにしている。
それでも今まで予約時間からさらに30分~1時間待たされるのが普通だったので、ジュースとお菓子を売店で買ってきて、診察室の前のイスに座りながら「さぁジュース飲んでお菓子でも食べながら待つか~」とお姉ちゃんのジュースをあけたところで呼ばれたから驚いてしまった^^;

トロンボテストの値が8.1%。これは効きすぎ。
前回は10.1%で、ちょっと効きが良すぎるということでワーファリンの量を減らしたが、さらに減らすこととなった。
1日0.35?→0.3?に。
乳児は体重が少ないこと・その日の体調によって値が変化しやすいこと・ワーファリンの効果は個人差が大きいことなどから、ワーファリンコントロールが結構難しいんだとか。

「心臓がずいぶん小さくなりましたねぇ。おしっこジャージャー出てるでしょ?」ということで、利尿剤の量も減った。

サチュレーションは72~75%。
グレン手術を受ける前と比べて、レントゲン写真で右肺の上のほうがなんとなく白くもやっとしているように見えるので、そのことを聞いてみた。
「実は前回もそうだったんだけど、右肺の壁が少し厚いんです」と言われた。
右肺は、グレンのあと循環がうまくいかなかったり、胸水がたまったり、ぜこぜこ音がするってことでお薬を吸入したりと何かとトラブル続きだった箇所。
その影響らしい。
でも、徐々によくなってきているし、わざわざ指摘するほどでもないというT医師の判断で、私には何も言っていなかったとのこと。

次回は2週間後。
経過がよければその次からは循環器内科にうつるとのこと。

T医師は、お薬を「院内処方」にしてくれるから助かっていたんだけどな。
循環器内科のY医師はきっと「院外処方」だろうなぁ・・・
「院内処方」とは、病院でお薬を受け取れるということ。
「院外」だと処方箋を持って調剤薬局に行き、そこでお薬をもらわないといけない。
けんちゃんがお世話になっている病院は、昨年から外来の患者は、調剤薬局に置いていないような珍しいお薬をのぞき原則「院外処方」となったようだ。
夫にそのことを話すと「公立病院だからといって赤字は許されない、ってことで病院経営コンサルタントに経営の建て直しを依頼しているのかもなぁ」と言われた。
院外処方のメリットは
・在庫を抱えなくて済む
・今まで在庫を置いていたスペースを有効活用できる
・薬剤師の人数を減らせるので人件費を削減できる
デメリットは、患者にとって不便になる
ふむふむなるほど。
ひとつ勉強になった。
10 : 28 : 23 | 闘病&成長記録 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
新聞に
2007 / 01 / 09 ( Tue )
今日の朝刊を読んでいたら、けんちゃんがお世話になっている病院のNICUの記事が載っていた。
そういえば、けんちゃんが12月に入院していたとき、「新聞社の取材が入っています」という張り紙がNICUの入り口に貼ってあったっけ。

けんちゃんがNICUにいたときに担当してくれていたT医師の写真が出ていた。
「へぇ~、T先生って37歳だったのか。40超えてると思ってたけど」なんて、いかにも主婦っぽいことを考えながら記事を読んだ。
せっかくだから、この記事とっておこっと(笑)

けんちゃんが入院していたのはICUとHCUだけれど、なぜ、NICU(新生児集中治療室)にも出入りしていたかというと、搾乳室が新生児病棟の中にあるから。
BTシャント手術の頃には、搾乳室付近をうろうろしていると、産科に入院していたとき同室だったママさんたちにバッタリ会うことがよくあって、あれこれおしゃべりしたものだけど、さすがに自分が出産してから3か月もたつとメンバーが入れ替わっているかんじで、知り合いがほとんどいない。
みんな「卒業」していったんだなぁと寂しい気分。

たまに知り合いに会うと「おー、久しぶり~!(≧▽≦)」と嬉しくなる反面、まだこの病院を頻繁にウロチョロしているという状況が悲しくて、お互いの子供の病状を報告しあっては溜息ばかり(;´▽`)=з
「うちの子、今回の手術けっこうヤバかったよ~」
「うちもさぁ、MRSAに感染して、今NICUの隅っこに追いやられてるんだよね。いつになったら退院できるんだろ」
「お正月にも『あけましておめでとうございます』なんて言いながらここに来るのはイヤだよね・・・」
なんて。

それでも、ほかのママさんの前向きな姿勢に「私ももっと頑張ろう!」というパワーをもらえる。
やっぱり、健常児のママさんには話せないことがたくさんある。
こどもの病気は違っていても、お互い深刻な状況であることにはかわりなく、健康であることのありがたさ、子供の将来に対する不安、「どうしてこんな病気に?」というもどかしさ、産後から全く休めずに突っ走りつづけている自分自身の心と体のストレス・・・そういった「ぶっちゃけ話」をできる人がいることがありがたい。

そして、昼も夜もなく「ちゃんと家に帰って自分の子の相手をしてあげられているんだろうか・・・?」というぐらい、小さな命を救うために懸命に働く医師や、いつも笑顔を絶やさずに明るく接してくれる看護師、その他スタッフのみなさんにも感謝しないとね。

今年も頑張ろう
11 : 47 : 36 | 母のつぶやき | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
年賀状・・・
2007 / 01 / 07 ( Sun )
届いた年賀状を1枚ずつ見ていて、けんちゃんと同じ時期に生まれた赤ちゃんの写真が印刷されていたりすると、どうしてこうもいたたまれない気持ちになってしまうんだろう。
それが「お宮参り」の写真だったりするともう、悲しくなってしまう。

お宮参りをすべき頃はまだ入院中だった。
退院後にお参りしてもよかったのだけど、怖くてほとんど外出できなかったから結局できないままグレン手術をむかえてしまった。
生後100日目の「お食い初め」のときも入院中で、やっぱりしてあげられなかった。
この調子だと、初節句の頃にちょうどフォンタンやっているんじゃないだろうか。

本人的には、そういうことは全く「どうでもいい」ことで、母親としての私だけが気にしているだけなのだけど。
いくら強がっていても、健康に生まれた子と同じように育ててあげられないのが申し訳ない。
普段、それを意識しないようにしているけれど、年賀状で健康そうな赤ちゃんの笑顔や家族の写真を見ていると、「私はもう、違う世界にいるんだなぁ」と思ってしまう。
それは大げさで、自分とけんちゃんのことを悲観しすぎているって、わかっているのだけど、それでもやっぱり思ってしまうのだ。
そういう年賀状を送ってきた友人の行為を恨めしく思っているわけではない。
それぐらいで気持ちが揺らいでしまう弱い自分がイヤ。

そして、今まできっと自分もこうやって知らないうちに誰かのことを複雑な気分にさせていたんだろうな、と気づく。
それがさらに、いたたまれなさを増しているというか、すごく複雑・・・。

来年の年賀状を印刷する頃には、どうなっているだろう?
「実はけんちゃんは重症心疾患なんだけど、手術が無事成功してもう大丈夫です!」って書けたらいいなぁ。
00 : 14 : 49 | 母のつぶやき | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
外来日
2007 / 01 / 05 ( Fri )
生後4か月と3日目。グレン手術後23日目。
身長:58.2センチ 体重:4782グラム

新年初の外来。
冬休み中のせいか、小学生や中学生の患者さんがたくさん外来に来ていた。
今日の外来は、心臓血管外科のT医師。
心臓血管外科唯一の女医さん。でも性格は誰よりも男っぽい(笑)

12月31日の外来で、A医師が自分の予約の枠に入れてくれようとしたのに、なぜかパソコンでA医師の枠の予約がうまくとれず、T医師となった。
グレン手術の前はK医師に診てもらっていたので「K先生の枠で」とお願いしようかとも思ったが、T医師の外来のほうがいつもサクサク進んでいる印象があったので、試しにT医師に診てもらうのもいいなと思って、口をはさまなかった。やっぱりK医師のほうが合うと思ったら「前はK先生に診てもらっていたので」と言ってかえてもらえばいいし、T医師のほうが合うと思ったらそのままでいいし、という打算的な私。
本当は執刀医のA医師に診てもらうのが一番よかった。
あの時予約がちゃんと取れていればそのままずっとA医師の外来になったんじゃないかなーと思うと、ちょっぴり残念だけれど。

前回の血液検査で、退院時よりもCRP(C-reactive protein C反応性タンパク:細菌感染や炎症があると値が上昇するため感染症の目安となる)が上昇していて、「白血球の数値が上昇していないので特に抗生剤などは出しません」と言われていていたが、それでも少し気がかりだった。
そのCRPが、今回は0.96まで下がっていたので安心した。

トロンボテスト(ワーファリンの効果の目安となる検査)が15.1%で、この数値だけみるとちょうどいい値だが、現在は人工物(人工血管や人工布パッチなど)が体内に入っておらず、細い右上大静脈の流れをよくして側副血管の発生・成長を防ぐために飲んでいるので、そこまでワーファリンを効かせることはない、とのことで、ワーファリンの量を1日0.4?→0.35?に減らすことになった。
(ワーファリンとトロンボテストに関する詳細はこちら→click!

今後もし右上大静脈から派生して下半身へ流れている側副血管が成長してしまうと、肺へ血が戻らずにきれいにならないまま循環し続ける血液が増えてしまうことになる。
そういう「逃げ道」が現時点でもすでに多い状態で、それがさらに大きくなったり増えたりしてサチュレーションが下がってきたら、その時点でカテーテル検査をして評価がよければフォンタン手術をすることになるだろうとのこと。
今日のサチュレーションは77%。けんちゃん的には上出来の数値♪

ミルク制限に関しては何も言われなかった。
「体重、増えましたね~」(5日前より92グラム増)とだけ。
直接授乳することにより枯れかけていた母乳の分泌が徐々に戻ってきているかんじだが、まだ好きなときに好きなだけ飲ませている。

今まで挨拶だけでまともに話したことがなかったT医師だが、とても話しやすい先生だった!
これからもT医師の外来でいこうと決めた。

12 : 52 : 02 | 闘病&成長記録 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
グレン手術の費用
2007 / 01 / 04 ( Thu )
前回のBTシャント手術の際は、医療費の合計が400万円だったけれど、グレンはさらに高額となった。

手術費用290万円。
麻酔代が65万円。
検査代が24万円。
入院費が100万円。
その他もろもろ、合計して530万円!

自己負担は、食事代の1万400円と保険外の被服貸与料980円、
あわせて1万1380円のみ。

あれれ?
「保険外で自費になる」と言われていた「一酸化窒素吸入療法」の3万円は?
またあとから請求されるのかしら?
こちらからはあえて聞かないことにした(笑)

さて、これは乳児医療証を適用してもらったために、食事代も自己負担となっている。
なぜ「小児慢性特定疾患受診券」を利用していないかというと、今回は手術をしたから。
「小児慢性特定疾患」は内科的な治療にしか使えないのだ。
外科的な治療費の助成は「育成医療」というのがあるのだけれど、我が家は所得制限にひっかかって、育成医療は受けられない。
(育成医療に関しては、またいずれ改めて詳しく記事にしようと思う)

つまり、乳児医療証の有効期限が切れたあと(こちらも所得制限にひっかかって1歳まで)手術を受ける場合には、健康保険の被扶養者としてきちんと医療費を支払わねばならない。
3歳未満は2割負担、それ以上の年齢だと3割負担で。

もし、このグレン手術を1歳以上で受けていたなら、お会計で100万ちょっと支払わないといけなかったのだ。怖すぎる。
健保の高額医療給付制度を利用すればあとから還付が受けられて、実質の支払いは我が家の所得だと、月々の医療費の上限が11万円なのだけど、それにしたって、還付は2~3ヵ月後なので一旦は立替払いしないといけない。

次のフォンタン手術は1歳を過ぎてから受ける可能性もあるため、病院の福祉相談員に費用を聞いてみた。
「手術費・入院費を合わせてだいたい300万円」と言われたが、それは全てがスムーズにいった場合。
今回のように当初の予定より長くICUにいたり、術後の経過が思わしくなくてグダグダだと、もっともっとかかってしまうだろう。

「健保組合か会社に高額医療費の無利子融資制度があるんじゃないかしら?」と教えてもらった。
「その場合でも、退院するときに一旦立替えないといけないんでしょう?」と聞いたら「大丈夫です。融資がおりるまで支払いは待ちますから。それはもう、病院とけんちゃんのお宅との信頼関係で」とのこと。
よかった、助かった。

「裏ワザは、所得に関係なく3歳まで医療費が無料のお隣の市に引っ越すこと」とも言われた。
なるほどね(笑)
でも、引越し費用のほうが高くついてしまうよね・・・
今住んでいる市内にマンションを買ってしまったばかりだし。
もう少し早くけんちゃんの病気のことがわかっていれば、そういうことも考えて物件選びをしたのだろうけど。
お隣の市で探したか、それとも病院のすぐ近くに買っていたかも。


【追記】
「健保の高額医療給付制度は一旦立替払いをして2~3ヵ月後に還付される」と書きましたが、平成19年4月から、あらかじめ「健康保険限度額適用認定証」の交付を受けて病院に提示しておけば自己負担分のみの支払いで済む制度ができました。
詳しくはこちらの記事をどうぞ→click!
17 : 38 : 53 | 医療費・助成制度 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
ワーファリンとトロンボテスト
2007 / 01 / 03 ( Wed )
血液を凝固しにくくする薬「ワーファリン」と、その効果を確かめる検査「トロンボテスト」について、まとめておこうと思う。

【ワーファリンとは】
ワーファリンは血栓塞栓症(静脈血栓症・心筋梗塞症・肺塞栓症・脳塞栓症・脳血栓症など)の治療および予防に用いられる薬。

肝臓で作られている血液凝固因子の合成にビタミンKが関わっているとされている。
ワーファリンはそのビタミンKを阻害することにより血液凝固因子の生成を抑制し血液凝固作用を阻害するというメカニズムになっている。

【ワーファリン服用中の注意点】
「ワーファリンを飲んでいる人は納豆を食べてはいけない」と言われているのはなぜかというと、納豆にビタミンKが多く含まれている(0.93?/100gあたり)からだけでなく、納豆菌が腸内で大量のビタミンKを生成するため、ワーファリンの効果が打ち消されてしまうから。
納豆は少量でもビタミンKが生成されるため、納豆および納豆関連食品は禁忌とされている。
市販の整腸剤には納豆菌が含有されていることがあるため、購入・服用の際には成分表示をよく確認して、もし納豆菌が含まれているようなら服用しないこと。

納豆のほかにビタミンKが多いとされているクロレラ飲料やクロレラ食品は含有量がメーカーによって様々だが、緑藻植物は大量のビタミンKが含まれているので注意が必要。
クロレラは100?あたり3.6?のビタミンKを含有しているため、はっきり「摂取禁止」としている病院も多い。

野菜でビタミンK含有量の多いものにはホウレンソウ、ブロッコリーなど。
ホウレンソウとブロッコリーをそれぞれ250g摂取したときのトロンボテスト値への影響を調べたあるデータによると、1回だけ摂取したときは治療域を逸脱するほどの影響は見られなかったが、1週間連続して摂取した場合、トロンボテスト値が有意に上昇したとのこと。
このデータと食事全体の栄養バランスなどを併せて考えると、ビタミンKを多く含んでいる緑黄色野菜や海藻類などは、大量に食べ続けなければ通常食べる量は問題ないということ。
ワーファリンの作用に影響を与えるビタミンK量は、160mg以上という報告もある。
ビタミンKを恐れるあまり緑黄色野菜の摂取をやめてしまうと、ビタミンK欠乏症となり出血しやすくなるので、バランスのよい食事を心がけることが大切。

ビタミンKを多く含む野菜(mg/100gあたり)
パセリ(0.73)
春菊(0.35)
ブロッコリー(0.23)
ホウレンソウ(0.26)
「ビタミンK含有量一覧表」はこちら→click!
(資料によって数値がビミョーに異なります)

それ以外の注意点としては
・服用後数時間は特に出血しやすいため、就寝前に服用するのが望ましい
・大量出血するようなケガをしないように注意する
・歯の治療を受ける時は、必ずワーファリンを服用していることを告げる
・胎児に影響をおよぼす恐れがあるので妊娠中の服用は医師に相談する

ちなみに、ワーファリンを飲んでいるときに万が一交通事故に遭ったらどうなるのか医師に質問してみたところ「ワーファリンを飲んでいることがあらかじめわかっていれば大丈夫。ワーファリンを飲んでいても血は止まるから」とのこと。
だから、自分がどういう病気でワーファリンをどれぐらい飲んでいるかということを記したものを、財布や定期入れなどわかりやすい場所に入れて常に携帯しておくことが望ましい。
ワーファリンを服用していることを伝えるための手帳「抗凝血薬療法手帳」というものもある。

【トロンボテストとは】
血液の固まり具合、すなわちワーファリンがちょうどよく効いているかどうかを調べる検査。
1959年にOwrenが考案した検査法。
ワーファリンによる効果をみるのに一般的に行われているの検査にはトロンボテスト(TT)のほかにプロトロンビンによる時間の測定法(PT-INR)もある。
検査の結果をみて、ワーファリンの量を調整していく。

【トロンボテストの測定方法】
ウシ脳トロンボプラスチンを蒸留水で溶解し、その一部を小試験管に取り、37℃で保温後、クエン酸ナトリウムを添加した静脈血(3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに対し血液1.8mLの割合)を加え、凝固時間を測定。
各ロットに添付された標準曲線から活性値を読み取る。
凝固活性は通常パーセント(%)で表わされる。

【トロンボテストの正常範囲】
正常凝固時間を100とした場合、70~130%が健康な人の正常域とされている。
ワーファリンを服用している場合、年齢、病院、病気などによってワーファリンの適正レベルが異なる。


【ひとりごと】
血液の凝固テストに時間がかかるため、医師に「もっと早く検査する方法はないんですか?」と聞いたことがある。
「早く検査できる機械もあるんですが、ものすごーく高いんです。でもこの病院は公立のこども病院だから、これでも設備はかなりいいほうなんですよ」と言われた^^;


14 : 16 : 10 | 検査のこと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。