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術前検査
2008 / 02 / 29 ( Fri )
「フォンタン手術のための術前検査」へ行くのは何度目だろう(笑)
これっきりになりますように!

受付で確認したら、今日は執刀医のA医師の診察もあるとのこと。
数日後に手術の説明を受ける予定だから、何も今日わざわざ質問しなくてもいいことなのだけど、どうしても気になることがあったから聞いてみた。

右胸心の心外導管の置き方について。
これが普通のフォンタン手術(心外導管法)
(絵心の無い私が書いた相当簡略化している図です。ツッコミなしでお願いします^^;)
赤いのが大動脈で、青いのが肺動脈と上・下大静脈。
しましまが人工血管(心外導管)。

右胸心は、心臓の向きがこれと逆になっている。
右胸心でしかも血管の付き方も真逆の場合は、この図を左右反転させたフォンタン手術となる。

やっかいなのは、けんちゃんのように、心臓の向きは逆なのに血管のつながりかたは普通の向きにちかい場合。
けんちゃんの下大動脈は心臓の右側にくっついている。
そのまま上の方法のように人工血管を置くと
矢印のところに注目
心臓と人工血管がぶつかってしまうのです。
こうなると、心臓が人工血管を圧迫して血流を妨げる恐れや、逆に人工血管が心臓を圧迫して心機能の低下を招く恐れがある。
(ちなみに上大静脈が2本あるのは、けんちゃんが左上大静脈遺残だからです)

じゃあ、どうするんだ?
まさか、「右胸心は心外導管法でのフォンタンはできない」とか言われないよね!?
ということで、気になって仕方なかったから今日聞いてみた。
「右胸心は心臓の外側に人工血管を置きにくいと聞いたことがあるんですが?」と。
そしたら、A医師に「ふふっ」と笑われた^^;
でもそれは、小バカにした笑い方というよりは「よく知ってるじゃん」というかんじだった(ような気がした)。
「それ、誰から聞いた?」
「えーーっと、お友達から^^;」
「右胸心の場合は逆側に人工血管を置きます」
「でも、けんちゃんの下大静脈は心臓の傾いている側についていますよね?」
「うん、その場合でも、傾いている側に人工血管を置くことはしません。迂回させて傾きと逆側に置くか、もしくは心臓の真後ろを通します。どちらを選択するかはその場で実際に見て判断します。圧迫したりされたり、邪魔になったりしないように上手く置くつもりです。右胸心でフォンタン手術を受ける子は珍しくないですから、この方法も珍しいわけではありません。心臓の外側に置けるスペースが必ずあるから大丈夫です」

つまり、こんなかんじ?
「・・・心臓の後ろって、そんなスペースあるんですか?」
「普通はね」
「実際に胸を開いてみたら思っていたよりスペースがなかったから人工血管を小さいサイズに変更した、っていう可能性もあるんですか?」
「可能性としてはあるけれど、今までの経験で一度もそうなったことはありません。みんな18ミリが入ります」
「それ以上のサイズを使うことはないんですか?」
「3年前までは体重のある子には20ミリを使っていたんだけど、今は『18ミリで十分』と全国統一(?)されています」
(A医師は右胸心でも絶対心臓の外側に人工血管を置くという口ぶりだったが、病院によっては心臓の中を通す方法を採用することもあるらしい)

「多脾症の子は下大静脈のつながり方がおかしいのが普通なんですか?」
「それ、誰から聞いた?^^」
「本で読みました『ほぼ全例に下大静脈欠損もしくは半奇静脈結合が認められる』って」
「たしかに多脾の子にそういう合併症は多くて、下大静脈が離断しているために大きく迂回して上大静脈につながっている子もいたりするんだけど、けんちゃんの場合はそれはありません。普通に心臓につながっています」
「それは半奇静脈とかではなく『下大静脈』と言い切れるということですか?」
「はいそうです」
「では大きさは、普通の子の下大静脈と同じだけの太さがあると思っていていいんですか?」
「はいそうです」

「人工血管の耐用年数は?」
「昔は素材によっては入替が必要でしたが、今使っているゴアテックスの人工血管は理論的には半永久的と言われています。ただ、この方法のフォンタン手術が導入されてからまだ歴史が浅いので、立証はされていません。10年以上はもつはずです。
人工血管の劣化を気にするよりむしろ、肺に・・・というか肺をどう流すか。肺の中をスムーズに血液が流れるように一生管理していく必要があります」
「ワーファリンの服用は一生ですか?」
「世界各国の施設ごとに方針が異なります。術後3週間でアスピリンもワーファリンも服用をやめる病院も海外にはあります。日本では最初はワーファリンとアスピリンを併用して最終的にはアスピリンだけをずっと服用する病院が多いですが、ワーファリンもずっとという病院もあります」
「こちらの病院の方針は?」
「アスピリンはずっと。ワーファリンは最低1年は併用して飲んで、術後1年経過した時点でカテーテル検査をして、その結果流れが非常にスムーズであると認められた場合にはワーファリンをやめてもかまいません」
(でも実際は内科の医師がOKしないため、ほとんどの子がワーファリンも飲み続けていると噂に聞いた・・・)

ま、ざっとこんなかんじで右胸心の話からすこしずつズレつつも、あれこれ気になっていたことが聞けてよかった♪
A医師はいつだって優しくて私が知りたいことに的確に答えてくれる。
ありがたい。
ただし、こちらから掘り下げて聞いていかないと「○○なんですか?」「はいそうです」「・・・・(そんだけ?補足とかないわけ?)」ってことがあるので要注意(笑)
残りの質問は手術の説明のときに聞くことにして診察終了。
珍しく、けんちゃんが診察室を出るときにバイバイをした。
Y医師の診察のときは絶対しないのに(笑)

診察後、採血と採尿をすませて術前検査終了。
もう4日の入院までけんちゃんはお外には出しません!
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コメント
--No title--

どなたの絵かしら??と思ったらてんさん直筆の絵だったのね^^
とっても分かりやすい♪
うんうん、うちもけんちゃんと同じなのですね。フムフム。。
多脾は下大静脈のつながりに問題があることが多いんだ。でもけんちゃんはちゃんとあってよかったですね^^
先生の「誰から聞いた?」って言うのがおもしろいですねっ。つっこんだ(?)質問だったからちょっとビックリって感じですかね(^^)
入院4日かぁ。。いよいよですね!
予定通り行くといいですね!応援してます!
by: めぐ*リン * 2008/02/29 22:33 * URL [ 編集 ] | page top
--めぐ*リンさんへ--

もう、ヘタクソな絵でごめんね~。
こんな絵を公開していいのか迷ったんだけど、言葉だけじゃどうもうまく説明できなさそうだったから^^;

そう、「誰から聞いた?」って先生がおもしろがっているふうに笑ってて、なんだか「なごやかムード」の外来だった♪
話してる内容はちっとも「なごやか」じゃないんだけどね^^;

あ、「お友達」とは、めぐ*リンさんのことです(笑)
by: てん * 2008/03/01 00:20 * URL [ 編集 ] | page top
--No title--

同じ多脾症として、とても興味深く読ませていただきました。
次々に質問できるてんさん、すごいです。それだけ勉強なさっているということですよね。
私は1つ質問しても「そうなんだ」で終わってしまう(もしくは言いたいことも言えずに終わってしまう)ので、自分のため、息子のためにもっと積極的に行かなくちゃ…と反省です。
by: とも * 2008/03/01 12:19 * URL [ 編集 ] | page top
--ともさんへ--

私も最初のうちは、聞きたいことも満足に聞けず、そもそも何を聞いたらいいのかすらわからず、ってかんじでしたよ^^;
入院や手術を繰り返すたびにずうずうしくなっていってます(笑)
by: てん * 2008/03/01 15:40 * URL [ 編集 ] | page top
--No title--

とうとう本日から入院ですね。ほんとにほんとに待ち望んでいたフォンタンがついに目の前に迫っていますね!!羨ましい!!
がんばれ、けんちゃん!それから執刀のA先生!

by: イズミ * 2008/03/04 11:21 * URL [ 編集 ] | page top
--イズミさんへ--

はげましのコメントありがとうございます!!(*^-^*)
予定通り入院しました。
いよいよフォンタン手術です。
がんばりますっ!
by: てん * 2008/03/05 01:46 * URL [ 編集 ] | page top
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