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横ばい
2006 / 12 / 15 ( Fri )
生後3か月と13日目。グレン手術後2日目。

「状況としては横ばいです」と言われた。
相変わらず顔色は良くないし、サチュレーションもふらふらしている。

右肺のまわりに胸水がたまってきて右肺を圧迫していたので水を27cc抜く処置をし、右胸にドレーンをつけた。
処置前と処置後のレントゲン写真を見せてもらい、右肺の圧迫がなくなったことを確認した。
せっかく昨日ドレーンを取ったばかりだったのにね。
っていうか、取るのが早すぎたから水がたまってしまったんじゃないのか?という素朴な疑問も・・・

なぜ胸水(きょうすい)がたまってしまうのかを質問してみた。
胸水はもともと健康な人にもあって、肺をスムーズに膨らませたりしぼませたりするための「潤滑油」になっているのだが、今回のようにたまりすぎると肺を圧迫してしまい、あまりよろしくない。
その原因は様々だが、今回の場合は肺の機能が低下して肺の内部から水が染み出してくることによるものだと思われる、とのこと。

一酸化窒素は2ppmになり、昼過ぎには中止した。
CVP(中心静脈圧)は13~14mmHg。
いつも外来でみてもらっていたK医師に一酸化窒素療法は効果があったのかどうかを尋ねたところ、
「これでCVPが上昇せずに次の段階に進めたら効果があったことになるので、今の時点ではまだ何ともいえません」とのこと。
次の段階とは?
「人工呼吸器の抜管です。早く抜管したいんですが、一酸化窒素療法は酸素療法とはちがって鼻にチューブ(カニューラ)をつけてできるものではないんです。これで一酸化窒素の吸入をせずに済めばいいんですけど」とのこと。
「顔がむくんでいて、ツラそうですねー」とも言われたが、ちっともむくんでいませんが?もともとこんな顔です^^;
K医師には言えなかったけれど。

そのあと「むくんでいないよねぇ。こんなもんだったはずだけど」といろんな角度からけんちゃんの顔をのぞきこんでいるところへ、執刀医のA医師がやってきた。
「大丈夫です」との言葉に救われた。
そうそう、それよ、その言葉を聞きたかったのよぅ!さすがA先生!と心の中で叫んだ。
ほかの医師たちはみんな険しい顔でなんとなく小さな声で状況を説明するので、あまりいい状態ではないのだろうと思っていた。
本当は「けんちゃん、死んじゃったりしませんよね!?」と聞きたかったのだけれど、怖くて聞けなかった。
だから、A医師が顔をあわせるなりまず「大丈夫」と言ってくれたのがとても嬉しかった。

鎮静剤の量を減らして、覚醒させる方向でいくとのこと。
「えっ!?こんな状態で大丈夫なんですか?」と聞いたところ
「自発呼吸したほうが肺の循環がいいんです。循環がよくなればCVPも安定するしサチュレーションも改善されるので、『息できるならしてみろ』ってかんじでね、呼吸できそうなら思い切って人工呼吸器を抜いてしまおうと思っています」とのこと。

自発呼吸は、肺を膨らませることによって自然と口から空気を吸い込む状態。これを「陰圧換気」という。
それに対し、人工呼吸器は、空気を肺に送ることによって肺が膨らむ状態。これを「陽圧換気」という。
そんなに違いがあるの?と思ってしまうが、全く違うらしい。
そして、当然、自発呼吸のほうが体が楽だし、肺循環もよくなるのだとか。
だからK医師も「早く人工呼吸器を抜管したい」と言っていたのか。
自宅に帰る途中、A医師とK医師の説明を思い出しながら自分なりに整理してようやく理解するに至った。

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